子猫が来たら

何日目? 目やに ノミ
風邪 餌、ミルク 排泄方法
食う寝る遊ぶ




購入する時はいろいろとアドバイスももらえると思うが、
動物を「買った」事がないので、こちらの説明は
子猫を「拾った」「保護した」「譲り受けた」場合。

獣医さんが開いている時間だったら、健康そうに見えても
まずは獣医に連れていく。
開いていなければなるべく早く。



・生後どのくらい経っているかの目安

個体差はあるが、目が開いていないようなら生まれたばかりかも。
大体、1-2週間で目が開いてくる。
ただ、目やにがつきすぎて開けられない場合もある。
歯が生え始めるのが3週間後くらい。元気に飛びまわるのが1ヶ月すぎ。
生後1年で成猫になる。3ヶ月くらいまでは体調を崩すと命に関わる事も多い。



・目やに

拾ったり保護した子猫で1番気になるのが目の周りだと思う。
子猫は結膜炎になりやすく、目やにがたまってくると
すぐに目がくっついて開かなくなってしまう。
私の場合、化粧用の柔らかいコットンを4等分に切り、
それにぬるま湯(30-35℃くらい)をたっぷり含ませ、
毛の流れに沿うように目の周りを拭いた。
目やには雑菌の塊。こまめにお手入れを。
目薬は目やにを取った後に。



・ノミ

痒がるようだったらノミを疑ってみる。耳ダニもあるが・・・
猫用の細かい目の櫛(1000-2000円くらい)で、毛の流れに沿うように
すいてみると、黒や茶色の物体が引っかかる事がある。これがノミ。
猫につくネコノミは人間の血を吸う事もあるので、飼い主共々
快適に過ごしたければきちんとノミトリをしてあげよう。

つぶしてはダメ。メスの場合、卵が飛び散る事も。
洗剤液(食器洗い用でOK)を溶かしたぬるま湯を用意して、
ノミが取れたらその中で櫛を洗う。面倒だが仕方がない。

生後6週間を過ぎていれば、獣医さんで「アドバンテージ」という
スポットタイプのノミ駆除薬をしてくれると思う。
もしくは「フロントラインスプレー」、こちらはもう少し小さな仔猫から使えるそうだ。
ただ、獣医さんによって使う薬には多少違いがあると思われる。

自分でやるより、獣医さんに処置してもらった方が確実です



・風邪

猫の体温の平均は38℃後半〜39℃くらい。子猫は38℃前後。
症状はくしゃみ、せき、扁桃腺の腫れ、目がとろんとしているなど。
さらに下痢、結膜炎を併発したり(まさにババレイの状態)すると
長期治療になる事が多く、高額な治療費がかかる。
(我が家は飼い始めて3週間で5万近くかかった)
気になる状態があればすぐに獣医さんに連れて行くようにする。

まずは鼻が濡れているかどうか。
寝起きは乾いている事が多いが、起きているのに乾いてばかりだと、
発熱の疑いがある。目安にしかならないし、ババのように
鼻水で鼻が濡れているなんていう事も。
他には耳や身体が熱くないか確かめる。

獣医さんが開いていない時間帯であれば、まず保温。
使い捨てカイロなどを使う場合は、かならずタオルなどに包み、
できるだけ猫に直接当たらない工夫を。
(寝床の半分ほどカイロなしのスペースを作る等)
ペットボトルにお湯を入れ、タオルで巻き、
子猫に抱きついてもらうという方法もある。
我が家は電子レンジで暖めるタイプの湯たんぽを使っている。



・餌、ミルク


理想は母猫の母乳だが、それが無理なら猫用ミルクを使う。
人間が飲む牛乳は、乳糖という成分を分解する能力が猫にはないため、
下痢になる事が多いので、あげないほうがいい。

小さな仔はまだお皿から飲むことができないため、
市販の哺乳瓶を使って飲ませる方法が一般的だと思うが、
私はスポイトを使って口の隙間から少しずつ飲ませていた。
それでも嫌がる仔には、ガーゼにミルクを含ませ、
指に軽く巻きつけて吸わせる。これだとかなり成功率は高い。

ミルクのみの状態が生後約1ヶ月続く。最初は2-3時間おきに
あげなければならないので、飼い主にかなりの負担になるのを
あらかじめ覚悟しておいた方がいい。

1ヶ月過ぎくらいから、徐々に離乳食を与えてみる。
缶詰で専用の離乳食も売っている(が、高い!)し、ドライフードを
ミルクでふやかし、つぶして与える方法もある。
その場合は必ず子猫用の総合栄養食を選ぶようにしたい。
その後、1〜2ヶ月かけて、徐々にミルクから水へ、
水をだんだん減らしてドライフード状態へと慣れさせていくと、
スムースに普通の食事に移行できると思う。
ドライフードをあげる時には、新鮮な水を用意してあげて。
どうしても水分不足になるので、水はいつでも飲めるように。



・排泄

ミルクだけを飲んでいる頃は、ウンチもあまり出ない。
そのため、便秘になっても気がつきにくい事もあるようだ。
1ヶ月くらいまでは自分で排泄することができないので、
母猫が子猫のお尻をなめ、刺激してウンチを出してあげる。
が、母猫がいない場合、飼い主が刺激をしてあげないといけない。
脱脂綿に水を含ませ、肛門を優しくマッサージしてあげる。
それでもダメなら、綿棒にオリーブオイルやサラダオイルを含ませ、
肛門からほんの少し挿入して刺激する。
加えて、子猫のお腹を時計回りに優しくマッサージをする。

気をつけてほしいのが下痢。成猫と違って、子猫の場合は
脱水症状をおこしやすく、体調が急変する事が非常に多い。
下痢になった時にはすべての予定をキャンセルする覚悟で
一刻も早く獣医さんにかけ込むようにしてほしい。

ババレイの場合、1ヶ月半くらいの時に下痢をして、
食事を1回抜き、水だけで一晩過ごさせるという荒業を使った。
(もちろん、獣医の指示の元、注射をして薬を飲ませた後)

治療をしてもなかなかウンチが形を作ってくれない時には
フードがあっていない可能性もある。
変える時にはいきなり全部を変えるのではなく、
少しずつMIXさせて移行させた方が普段はいいのだが、
下痢の場合はやり方が異なるかもしれないので、
獣医さんに相談してみてほしい。



・遊ぶ、寝る、食べる

子猫はとにかくよく寝る。天気の悪い日は特に寝ているような・・・
活発なババレイも、16-18時間くらいは寝ている。
起きるとご飯を少し食べ、大運動会を繰り広げ、再びコテンと寝る。
毎日毎日この繰り返し。遊ぶ時もとことん駆け回る時もあれば、
ちょいちょいと手を出す程度まで様々。早朝、深夜が1番元気。

子猫にとっては家の中にあるものすべてが遊び場になってしまう。
カーテン、壁、机の上・・・どこでも登っていく。
危険な物はなるべく隠す。怒っても理解する事はない。
それどころか、「何で怒るんだよ!!」と不機嫌になるのがほとんど。
「こんなことして・・・」よりも、「こんな事思いつくんだ」という考えで
猫と接していった方が人間も猫も楽だし、平穏に過ごせる。

気をつけたいのは配線コード。テレビやPCの裏に入ってしまい、
かじって断線させてしまったり、首に巻きついてしまったり・・・
障害物を増やし、入れなくしておいた方がいい。

食事は子猫の頃は少しずつ何度も食べる。出しっぱなしにするのも
1つの方法だと思うが、時間があるようだったらちょっとずつあげたほうが
いつでも新鮮な餌が食べられていいのでは?と思う。
食いつきが悪い時はドライは少しだけお湯をかける、缶は暖めて
ニオイを出してあげると食べ始める事が多い。これは猫の感覚が
舌よりも鼻を頼りにしているという習性を利用した方法。
それでもダメなら、子猫用の缶詰を混ぜてみる。
カリカリにからませる程度でも、食べてくれる事が多い。
実はあまり猫は味がわからない。鼻に頼る事が多いので。

寝床は猫が勝手に決める。暖かくてちょっと高いところが好きみたい。
ババレイは普段パソコンの椅子にフリースのセーターを敷いた上で
仲良く寝ている。あとは2階の階段を昇りきったところにあるベッド、
クッション性のいい座椅子の上。それ以外では寝ないようだ。
これからの季節は暖房を使う事も多いと思うが、乾燥に注意。
除湿機を使うか、濡れたタオルを部屋にかけておくようにする。

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